壇野大祐
壇野 大祐(だんの だいすけ)
19才/おひつじ座/B型/171センチ
劇団アクシアの役者。大学生。
蓬桃学院のOBでもある。
優しい性格のムードメーカー。詠智によくいじられてる。
今回の公演では「ヤミ」役。
【大祐】
「予餞会かあ……懐かしいな。
蓬桃の予餞会はかなり盛大にやるんだよ」
【主人公】
「了君たち、なにやるのかな。
決まったら、教えてもらいます!」
【大祐】
「……多映ちゃんは了君と仲いいんだね。
今回の公演の手伝いも、了君からお願いされたって」
【主人公】
「はい。蓬桃に、幼なじみの子がいて、その子を経由
して、了君から話を聞いたんです」
【主人公】
「中学校を卒業してから会ってなかったんですよね。
すごく久しぶりでした」
【大祐】
「え、そうなんだ?」
【主人公】
「はい、家も近いんですけど、会う機会がなくて……。
サッカー部だった了君が演劇部にはいった事も
その幼なじみから聞いたんです」
【主人公】
「びっくりしたな……」
【大祐】
「そうだったんだ。僕、てっきり、いつも会ってる
のかと思ってたよ……。
仲いいみたいだし」
【主人公】
「クラスが違う時もあったけど、小学校も一緒でしたし、
うちの学年、けっこうみんな仲良かったんです!」
【大祐】
「……そうだったんだね」
【主人公】
「はい?」
【大祐】
「あ、いや!」
【大祐】
「でも、そういう昔から仲のいい友達がいるのは
幸せだよね」
【主人公】
「はい!」
【大祐】
「……了君が、演劇に興味もったきっかけって、
中学校の時に演劇好きの友達がいたからって
聞いたよ」
【主人公】
「え、そうなんですか?」
【大祐】
「だから、僕、それはてっきり多映ちゃんのことだと
思っていて」
【主人公】
「えー?」
確かに、私の演劇好きは、了君はじめ周りの人はみんな知ってたけど、了君にそれについて何か話したこととかってあったっけ……?
【主人公】
「私のことなのかなあ?
了君と演劇について話した記憶とかないですけど」
【大祐】
「そうなんだ?
うーん、じゃあ違う人のことだったのかな」
【主人公】
「そうかも」
【大祐】
「そっか……」
【大祐】
「でも、きっかけはとにかく、今、了君は楽しそう
だから、演劇はじめてみてよかったんじゃないかな。
演劇部はこれから大変だと思うけど」
【大祐】
「了君の性格は役者に向いてると思うし」
【主人公】
「そうですか?それはよかったです!」
【大祐】
「こうして、多映ちゃんが手伝いに来てくれるのも
了君のおかげだしね」
【主人公】
「え?」
【大祐】
「あっ、いや!」
【大祐】
「こうして、会うこともなかっただろうなって……」
【主人公】
「そうですね……ほんとそうですね!」
【大祐】
「うん、だから」
【大祐】
「よかったよ」
【主人公】
「私も、お手伝いできて、いろいろ見られて
よかったです。
またこれからも頑張ります」
【大祐】
「無理はしないでね」
【主人公】
「はい!」